2010年01月21日

ロバート・B.パーカーが死んだ

突然の訃報で驚いています。
MSN産経ニュース

「スペンサー」シリーズ パーカー氏死去 最後の“職人”作家 遺作刊行はまだ先に


パーカー 私立探偵「スペンサー」シリーズで知られる米作家、ロバート・B.パーカー氏の突然の訃報(ふほう)に、延べ400万部もの作品を翻訳刊行してきた早川書房(東京都千代田区)では驚きが広がった。2月上旬に新作『訣別の海』が発表されるほか、翻訳中の作品も多数。ファンが“遺作”を手にするのはまだ先のことになりそうだ。

 77歳で死去したパーカー氏は多作で知られ、2月に『訣別の海』、3月に『勇気の季節』を刊行予定。ボストンの私立探偵スペンサーを主人公にした人気の「スペンサー」シリーズ(既刊37作)は、今年暮れに刊行予定の38作目が、すでに米国で作品が完成しているという。

 海外ミステリーを担当する同社編集部、川村均さん(50)によると、米国の人気作家が1〜2年に1冊のペースで新作発表する中、パーカー氏は必ず年3点は刊行。「どうかすると翻訳が追い付かないほど。にもかかわらずクオリティー(質)は高く、職人らしいことに長さもほとんど同じでした」

 量産する作家はチームで分業するケースが日米ともに多いが、パーカー氏は独りタイプライターに向かって書くタイプで「4年前に亡くなったエド・マクベインとともに、最後の職人作家だった」と言う。

 現在、書店向けに追悼フェアの文庫セットを準備中。一方、未翻訳の作品の調査も引き続き行っている。パーカー氏の職人仕事のおかげで、ファンが“遺作”を読めるにはもう少し時間がかかりそうだ。


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西野流呼吸法とソシアルダンスと海外ミステリをこよなく愛しているおいさんの Diaryです。
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